深呼吸ダイエット
    貧血の種類

  どんな貧血があるの?

貧血には多くの種類がありますが、主な貧血としては鉄欠乏性貧血再生不良性貧血溶血性貧血巨赤芽球性貧血などが挙げられます。

貧血の一般的症状としては、体内で酸欠状態になることによって現われる、全身倦怠感、無力感、頭重感、めまい、耳鳴り、動悸、息切れ、眼球結膜や顔色の蒼白などがみられます。


  鉄欠乏性貧血

貧血の大部分(80~90%)が鉄欠乏性貧血で、もっとも頻繁に見られる貧血です。男女比は1対5~6で、特に生理的出血がある若い女性に多い病気です。

鉄欠乏性貧血の原因には、月経過多(子宮筋腫、子宮内膜症など)、慢性的な出血(潰瘍や腫瘍による消化管出血、痔からの出血)、成長期や妊娠などの際の鉄の需要の増大、胃や十二指腸切除後などの吸収不良などが挙げられます。

鉄欠乏性貧血の症状は、動悸・息切れ・易疲労感・全身倦怠感・浮腫・立ちくらみ・顔面蒼白などの貧血の一般的な兆候の他に、爪がスプーン状になったり、希に口内炎、舌炎、嚥下障害などが見られることもあります。貧血が徐々に進むことが多いため、体が順応して明らかな貧血症状が見られないこともあります。


  再生不良性貧血

再生不良性貧血は、赤血球を作る骨髄中の造血幹細胞が何らかの理由で障害を受けたり、赤血球が十分に作られなくなったために起る貧血で、白血球(特に好中球)数や血小板の数も著しく減少します。再生不良性貧血の症状としては、酸素欠乏によるめまい、頭痛、全身の疲労・倦怠感、息切れ、心拍数の上昇や、また白血球減少による感染・発熱、血小板減少による出血などがみられます。

再生不良性貧血の治療法としては、蛋白同化ステロイド療法、免疫抑制療法、骨髄移植、サイトカイン療法、支持療法などがあります。重症のケースでは、骨髄移植による5年生存率は60~80%であり、完治が難しい病気です。


  溶血性貧血

赤血球が異常に早く破壊されておこる貧血で、一般的な貧血症状以外に、血尿や黄疸がみられます。

免疫性溶血性貧血、自己免疫性溶血性貧血、常温型溶血性貧血、寒冷凝集素症、発作性寒冷血色素尿症、発作性夜間血色素尿症、赤血球膜異常、遺伝性球状赤血球症、遺伝性楕円赤血球症、赤血球酵素異常、ヘモグロビン異常症、サラセミアなどいろいろな病型があり、原因もさまざまです。先天性では赤血球そのものに問題があり、後天性では免疫抗体や血流の異常などが原因となります。


  巨赤芽球性貧血

巨赤芽球性貧血では、赤血球の生成にかかわる赤芽球が、ビタミンB12や葉酸の欠乏により細胞分裂を阻害され、巨赤芽球という未成熟な赤芽球が増加して赤血球の生成ができずに貧血になります。胃切除後性貧血、悪性貧血とも言われます。症状としては舌炎、知覚障害、倦怠感、動悸、吐き気などがみられます。治療法としては注射でビタミンB12や葉酸を投与します。また、鉄剤を使うこともあります。


  続発性貧血

いろいろな疾患を原因として起こる貧血続発性貧血と呼びます。原因疾患には、悪性腫瘍やリウマチ性疾患、寄生虫疾患、心臓病、肺疾患、腎臓病、肝臓病などがあります。妊娠によって起る貧血もこれに含まれます。急性失血性貧血では、大ケガをしたり、手術をして、大量出血した場合に一時的に赤血球を失う場合です。慢性失血性貧血では、胃潰瘍、痔、月経過多などで、長時間に少しずつ出血しておこる貧血です。症状には、倦怠感、動悸、息切れなどを伴います。


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